自分を知る

誰かと比較すること

どんなに頑張っても上手くいかない
なんで上手くいかないのだろうか
やっぱり自分は何もできない
今でも時々そんな気持ちになります

小さいころの体験やその時の感情
大きくなってもその出来事を思いだすと
胃のあたりがぎゅーっと苦しくなる

同じような経験をされる人もいるのではないでしょうか

どうやったら褒めてもらえるのか
どうやったら自分を認められるのか

そんな思いに振り回される
そんな思いに振り回される自分に気づいて
さらに自分がダメだと思う

私には兄がいます
小さい頃は兄の後ろをついて歩いていました
なんでもできる兄は常に憧れの反面
自分のコンプレックスの要因でした

私の祖父は長男第一主義でした
父も長男であり、家族で尊重されるべきは長男
という考えです
小さい頃はそれが当たり前でした
手伝い、お小遣い、お出かけ
全てにおいて兄が優遇されていると感じていました

家でも学校でも兄と比較されていました
勉強も運動も何をしても兄には叶わない
「お兄ちゃんはできていたのに」
自分なりに勉強しても同じ点数が取れない
同じ部活に入っても同じ成績が取れない
兄に近づきたいという思いと近づけないという悲しみ
「兄のようにできれば自分も褒めてもらえるんじゃないか」
「兄の様に大切にされたい」

私は愛されていないと感じていたのです

どうやっても満たされない感情から逃げ出したくて
私は実家から離れることを選びました
比較されることから少しでも離れたかった

兄とは全く違う環境で
兄とは全く違う仕事
兄を知らない人たちの中に

誰かと比較されている環境で育ったために
誰かと比較することが自分にも身についています

「自分は自分」
頭では分かっていても気づけば誰かと比較してしまう
持っているものに幸せを感じることができない

誰かと比較して自分がダメだと思い込み
勉強(資格取得)したら誰かに近づけるのでは
そう思って勉強しても
失敗したら「やっぱり自分はダメなんだ」
そう落ち込んでしまう

誰かと比較している日々は
根底に「認めてほしい」があったから
人の目や意見
成功と失敗(自分指標の)に固執していた

そんな日々が続けば壊れてしまうのは当然で
ポッキリ心が折れてしまった

過食嘔吐
不眠
家事もできない状態でした
何も見えていない日々

衝動的に仕事をやめました

今振り返ればこの選択は正しい事だったと思います

私のこの体験は自分を振り返るきっかけの一つ

本当はたくさんの人に支えてもらっていました
家族、友人、同僚、上司
その時は手を差し伸べていてくれていることに気づかなかったのです

私が頑張ってやってきたこと
勉強をしたことで知識がついた
知識を臨床で生かすことができた
勉強をする方法を学べた
勉強することの楽しさを知った
一緒に学ぶ友人ができた
学ぶことが楽しいということを人に伝えることができた
資格を取ることができた

書き出してみると
ダメな自分じゃないことに気づく

今でも時々「何で自分はできないんだろう」と思います
お腹の当たりが重くなってくる

そんな時は決まって誰かと比較したり
誰かの言葉に振り回されていたり

「また比較してるな」
第三者目線で自分を見つめてみます

そうすると比較するのではなく
自分の持っているもの(できていること)に目がいきます

他者と比較したら自己肯定感を下げるという「自分の癖」
そう考えると感情の取扱量方法がわかります

自分の感情とうまく付き合っていくことが大切です

貴方は誰かと比較して悲しくなったりしませんか
貴方の経験は価値のあるものです

誰かと比較するのではなく
出来ていることに目を向けて見てください

貴方が自分の素敵な価値に気づいて笑顔になりますように

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