看護のはなし

コミュニティにおける人間関係の考え方

先日のブログを読み返し言葉足らずだったことを反省
職場の人間関係は適当にしたら良い
みたいなニュアンスにも受け取れるなと

気になる方はこちらのブログ

恵まれている環境と葛藤ことりのつぶやき

私の働く職場は環境も人間関係も恵まれています
全ての人が仲良しという訳では無いと思うが
仕事をする上で大きなトラブルは無い

以前は苦手な人がいて
精神的に不安定な時期があったが
なんとか解決した
どのように解決したかは
また後日

休み希望も入れやすく
コロナ禍の出勤停止とかも
『お互い様』ムード
人数が少ない日も協力してなんとかやっている

医師との関係性も良く
患者さんのことで意見交換のしやすい職場だ
コメディカルとも連携が取りやすく
カンファレンスもこれまでの職場と比べるとしている方だと思う

私が体調を崩した時もすぐに休むように言ってくれた
(速攻バイタル測られた)
その後引き継ぎして退社
誰一人嫌な顔しないどころか
本気で心配してくれました
次に出勤した時には
『大丈夫?』と声掛けてくれて
その日居なかった人まで気遣ってくれました

そんな職場を悪く言ったようでちょっと反省

前回のブログの真意は
『患者さんを中心に考える視点』
これを持っているかどうか
持っていたとしても日々の業務の忙しさの中で
実践できることが少ない

職場の人間関係が良いのは
患者さんに関する前向きな相談をする雰囲気があることと
カンファレンスができる仕組みを作ったから
これが大きな要因であると思う

もちろん雑談もある
この雑談も関係性を良くするためのポイントだが
それはまたの機会に

目標が定まっている集団は
意思疎通もは図りやすい
そのため仕事の効率化も上がるし
より具体的で前向きな意見も出やすい
疑問に思うことも聞きやすい

コミュニケーションが円滑に図れることで
大きなトラブル発生も防げる

いい事ばかり羅列したがもちろんリスクもある

団結しやすいため
悪い方向に引っ張る人が居ると
一気に雰囲気悪化する
上記した利点が全て逆の意味になってしまう

ここを調整するのが管理者である
病棟で言うところの師長や副師長、主任と言われる人

これを上手くやっている人は凄い
『適性』とはこういうことを言う
私には向かない
その過去もいつか

調整役となる人の存在
さりげなくフォローできる人
雰囲気を和らげてくれる存在
厳しいけど適切な意見を言ってくれる人

そういう人たちを良い意味で動かせる管理者
パワーで押さえつける管理職の時代は終わっている

全体をみながら流動的に動く姿を見て
個々をみながら全然を把握してるんだなと関心する
人員が揃えばこれだけ上手く回るんだなと

円滑な人間関係は我慢して作り上げるものではない
なんとなく出来上がるものでもない

その中で私がしていることは患者さんのことを考えて看護をする
患者さんのことを考えた看護を実践するために人間関係を作る
患者さんのための看護できることに感謝する
その気持ちを自慢したいとか押し付けたいと思う訳では無い

患者さんの看護に集中できるために必要な人間関係作り
そうすることが患者さんに還元されると信じている

自分の夢や心の底で考える悩みを
打ち明けられるかはまた別である

20年以上看護に関わってきた私の体験が
誰かの笑顔に繋がればいいと思う

失敗も挫折も後悔もたくさんしてきた
今だって色んな人に助けて貰っている
その感謝を相手にだけではなく
同じように悩んでいる人にも届けたい

小さな思いでも続けていれば広がっていく
水に落ちる波紋のように

臨床とは違う場所で関係性を作っていく

貴方はどんな看護がしたいですか
貴方はどんなコミュニティで過ごしたいですか
貴方の思う素敵な看護が大きく広がって行きますように

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