はじめに
うつ症状があるときには失敗をよくする
病気やうつ症状の影響で認知機能が低下
していることもあるが
今回の場合は認知の歪みが大きいと思う
今日の『ことりのつぶやき』は
失敗について綴っていこうと思います
些細なこと？
患者さんのケアに行く時には
必要物品を準備する
もちろん、事前に情報収集している
ベッドサイドに着くと必要物品が
1つ足りない
すぐに気づくのだが
これって結構致命的
「よくある些細なこと」
そう言う人もいる
大変な業務量の中でこれが続くと
タイムロスは大きい
看護師の仕事は想像以上に雑務も多い
チームで仕事をしているから
自分のミスが他のスタッフにも影響する
緊急入院もあるし
タイムスケジュールなんて
合って無いようなものだ
そんな中でちょこちょこタイムロスをすると
着実に後の業務を圧迫する
繰り返す小さなミス
これが大きな事故に繋がったらと思うと
ゾッとする
他のスタッフへの負担
大きな被害になるかもという心配
仕事が終わらない焦り
普段なら気にならない事まで
私のココロの中で大きな不安になる
人間関係
人間関係で失敗することも多い
人に対する否定的な感情よりは
私の場合は自分に対する否定的な感情が
大きいからだと思う
ひと声かけたら何でもないこと
その「ひと声」が出なくなる
「迷惑をかけたんじゃないか」
「怒っているんじゃないか」
普段なら考えないこと
一方的な思い込みにココロがザワつく
ちょっとした相手の態度にモヤモヤする
相手に対する反応が薄くなる
「イライラ」が伝わる反応
あからさまに避けるともある
子どもじみた対応
衝動的にしてしまった態度に
今度は落ち込んでしまう
普段なら絶対しないことに
自分が一番戸惑っている
特に自分がなんでも相談できるような
身近な人に対して
昔からよくやる人間関係の失敗
人からの評価に過敏だった子どもの頃から
人の顔色をみて勝手に思い込んでから回ってしまう
1人で考えすぎる癖があった
自分の気持ちだけではなく
勝手に人の気持ちまで想像して
言葉の裏を考えすぎて
結局悪いようにしか考えられなくて
相手から離れようと
離れるようにしていた
付き合っていた人と別れるときは
大体がこれが原因
勝手に不安になって
勝手に嫌われていると思って
別れを告げる
自分から離れていくのだ
友人とも一緒
どれだけ仲が良かった友人でも
ちょっと喧嘩しただけで
避けてしまう
「相手の気持ちは相手にしか分からない」
頭ではわかっていても
不安の方が上回ってしまう
「私のことどう思ってるの」
一言聞けば解決すると思う人もいると思う
返答を聞いても信じ切ることができない
それを分かっているから
聞かずに離れてしまうのだ
大きな失敗
今回の失敗は今までにないくらい
酷い言葉を親しい人にぶつけてしまったこと
自分が傷つくことに神経質な私は
普段厳しい言葉は使わない
自分が言われたら傷つくような言葉を
無意識に避けているんだと思う
「こんな言葉言ったら嫌われる」
いつもなら頭をよぎる不安
それすら思い浮かぶ余裕がなかった
衝動的に強い口調で責めてしまった
今も送ったメッセージを見ると胸がぎゅっとなる
怒りがまさっていつもなら後悔するようなこと
いつまでも怒りが収まらなかった
これまでの関係性を思い出して
迷惑や相談を沢山した
その都度真摯に向き合ってもらった
落ち着いたのは数日後
それまでメッセージへの反応はなかった
このままいつものように
交流が終わってしまうのだろう
そう思っていた
失敗への気づき
最近行っているノート術
出来事と気持ちの吐き出しを行う
感情の波が大きすぎて
振り返ることができなかったから
数日そのままにしていた
起こった出来事だけを書き出す
その時の気持ちを横に書いていく
なぜそう思ったかをその横に書く
起こった出来事とそう思った理由を比較する
ここに歪みが起こっている
思い込みだ
深呼吸をする
送ったメールに冷や汗が出る
「やってしまった」
相手から連絡は来ていない
怒らせてしまった
呆れられているだろう
もしかしたらもう連絡しても返事は来ないかもしれない
また勝手な想像に走ろうとする
「落ち着いて」もう一度深呼吸
『謝罪しよう』
メッセージを送り返信があった
後日、謝罪し許してもらえた
心の広い相手に感謝しかない
おわりに
思い込みや刷り込みなど
人の記憶は歪みやすい
人は過去の経験を受けて行動する
しかしそれは全てではない
過去は過去
いつまでも過去に囚われて考えすぎる自分を
解放する必要がある
今回の大きな失敗での学びだ
貴方は失敗したときどのように受け止めますか
貴方の失敗が素敵な学びにつながりますように
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